2023

2023

セルフカバーアルバム『2023』は、日本のロックバンド・Rockon Social Clubによるカバーアルバム。元々は、2023年9月15日に発売された同バンドのライブ映像作品『ROCKON SOCIAL CLUB 1988』に特典CDとして封入されたものであり、同年10月27日にデジタル配信された。

本作は、メンバー全員がかつて所属していたグループ・男闘呼組の楽曲を再アレンジ・再録音したセルフカバー作品である。

背景とリリース

『2023』は、Rockon Social Clubが2023年5月6日に東京ガーデンシアターで開催した初の単独ライブ「ROCKON SOCIAL CLUB 1988」の模様を収めた映像作品の特典CDとして制作された。カバーされた楽曲はすべて、男闘呼組のメンバーが自ら作詞・作曲に関与したオリジナル楽曲から選定されたとされている。

アレンジおよびプロデュースは、バンドメンバーでもある寺岡呼人が担当。楽曲の選定も寺岡によって行われた。ボーカルパートの割り振り(歌割り)は、成田昭次の提案により再構成され、原曲とは異なる全員参加のスイッチボーカル形式が採用されている。

当初は映像作品『ROCKON SOCIAL CLUB 1988』に特典CDとして限定のリリースだったが、2023年10月27日に全8曲がデジタル配信としてリリースされた。

収録曲

※全曲編曲:寺岡呼人

  1. ANGEL (COVER)
    作詞:高橋一也 作曲:高橋一也・成田昭次
  2. BACK IN THE CITY (COVER)
    作詞:高橋一也 作曲:成田昭次
    ※男闘呼組時代のライブでは、Rockon Social Clubの青山英樹の父・青山純との共演歴もあり、このエピソードはラジオ番組『ROCKON TIMES』で青山本人が語っている。
  3. PARTY (COVER)
    作詞:高橋一也 作曲:高橋一也・SHOJI
  4. THE FRONT (COVER)
    作詞:ODAKE 作曲:SHOJI
  5. 無題 (COVER)
    作詞・作曲:KENICHI
  6. 目で見ちゃだめさ (COVER)
    作詞・作曲:KAZUYA
  7. 自分勝手 (COVER)
    作詞:高橋一也 作曲:高橋一也・成田昭次
  8. LOVE BLUE (COVER)
    作詞:SHOJI・ODAKE 作曲:SHOJ

本作の大きな特徴の一つとして、原曲の歌割りが大幅に見直され、4人のメンバー全員によるスイッチボーカル形式が採用された点が挙げられる。これにより、かつてはソロ曲だった「無題」や「LOVE BLUE」なども全員で歌唱する構成に変更されている。

また、楽曲ごとにアレンジが再構成されており、例えば「BACK IN THE CITY」ではブラスセクションが追加され、「目で見ちゃだめさ」ではライブ演奏に合わせてキーが変更された。テンポ(BPM)は全体的にオリジナルよりも遅く設定され、より重厚な演奏が展開されている。

男闘呼組の楽曲はすべてCD絶版・デジタル未配信状態であるため、本アルバムは現時点における唯一の「男闘呼組メンバー自身が公式に歌唱した楽曲音源」となっている。

Rockon Social Clubのメンバーは、このセルフカバー制作にあたり「今の自分たちの演奏で、原曲の完成形を提示したかった」と述べており、当時20代だったメンバーが50代となって再演奏することで、歌詞や音楽により深い意味合いが加わったとする声もある。

リリース履歴

2023年9月15日 CD(特典) ライブ映像作品『ROCKON SOCIAL CLUB 1988』に封入
2023年10月27日 デジタル配信 全8曲を各種配信サイトにて配信

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