SUMMER OF LOVE

SUMMER OF LOVE

『SUMMER OF LOVE』は、Rockon Social Clubによる2作目のミニアルバム。2024年9月6日にTOKYO RECORDSよりリリースされた(品番:TYOR-1012)。価格は2,200円(税込)。

本作には、「ポイントちょーだい」「Summer of Love」の先行配信2曲を含む新曲6曲を収録。昭和歌謡・ファンク・ミクスチャー・ブルースロック・ポップス・バラードといった多彩なジャンルを取り入れつつ、ジャンルや世代を超えたロックの可能性を提示。過去のキャリアにとらわれず、「今」の感性で生まれた6曲を収録し、新鮮さと円熟を同時に感じさせる仕上がりとなって、6人の個性が随所に反映された内容となっている。

同年開催の全国ツアー『KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Reloaded Tour 2024』では、本作の楽曲が日替わりで披露された。また、アンコールでは男闘呼組時代の楽曲メドレーも披露され、話題を呼んだ。

 

収録曲

  1. Summer of Love
    作詞・作曲・編曲:寺岡呼人
    夏の魔法に包まれた恋を描いた、爽快なアップテンポのラブソング。80年代のJ-POPや洋楽ポップスの影響を感じさせる開放的なサウンドに、〈このまま2人で/溺れてしまいたい〉というロマンチックな歌詞が重なる。手拍子を誘う構成はライブ映えを意識しており、ミュージックビデオでは多様な“愛のかたち”が映し出される。
    MVのラストにはピアニストPhilip Wooが特別出演しており、その後2024年開催の成田昭次ファンクラブイベント「CLUB55 WHITE PARTY」にも参加。
  2. ポイントちょーだい
    作詞・作曲・編曲:寺岡呼人
    ファンクロック調のビートに、ホーンセクションとワウギターが映えるユーモラスな1曲。〈ポイントちょーだい〉〈ポイント使おう〉という印象的なサビが繰り返され、現代社会の「ポイント文化」を皮肉とともに軽やかに描く。ライブでは観客の手振りを誘導する構成が特徴。
  3. Breaking News
    作詞・作曲・編曲:寺岡呼人
    ヘヴィに歪んだギターとDJスクラッチが絡む、ミクスチャーロック色の濃い1曲。情報過多な現代社会における“ニュース”の影響力をテーマに、疑心や恐怖を映し出す社会風刺的な作品。冒頭のAIボイスによる「ニュース速報」ライブでは前田耕陽が担当。
  4. HEAVY LOVE
    作詞:高橋和也 / 作曲:Rockon Social Club / 編曲:寺岡呼人
    『HEAVY LOVE』は、ブルースロック調のミディアムテンポ曲で、成田昭次&岡本健一によるツインリードのギターイントロや壮大なシンセサウンド、重厚なギターソロなどを特徴とする。
    高橋による男気あふれる歌詞〈誓いあった/俺たちの永遠の命〉には、恋愛や友情、メンバー間の絆が織り込まれている。楽曲の原型は、男闘呼組の再結成前、4人でスタジオ入りしていた時期に制作されたデモ音源に由来する。再結成後は男闘呼組の既存曲に専念したため一時保留となっていたが、後に高橋がその音源を寺岡に託し、再アレンジによって完成に至った。
    寺岡によるアレンジは、ツインリードギターの導入など、原曲から大きく構成を刷新したもので、メンバーもその変貌を「劇的」と表現している。なお、歌詞にある〈六つの魂〉はRockon Social Clubの6人の結束を象徴しているが、原案段階では〈四つの魂〉であったという。
  5. GO-ROUND
    作詞・作曲:成田昭次 / 編曲:寺岡呼人
    ハードロック×ブルースの重厚なサウンドに、〈過去を誇っても/今は変わらない〉というメッセージが乗るライブ感溢れる楽曲。メンバーそれぞれのリアルな“今”を映し出した1曲であり、バンドの“Reloaded”な姿勢を象徴している。
  6. 天照ラス
    作詞:寺岡呼人・西野蒟蒻 / 作曲・編曲:寺岡呼人
    ピアノとマーチング的なリズムで始まる壮大なミディアムバラード。〈この闇の向こうには/未来があると信じて〉という歌詞が希望を訴えかけ、過去から現在までの歩みを静かに讃える。男闘呼組時代から続く“継承と再生”の物語を内包した楽曲。

本作は、Rockon Social Clubが持つ“ロックの核”を保ちつつ、ジャンルや表現を拡張し続けるバンドの姿勢を象徴している。6人の確かなキャリアと現在の柔軟性が融合し、新鮮でありながら深みを感じさせる楽曲群に結実。ポップ・ファンク・ハードロック・バラードを横断する構成は、まさに「今のRockon Social Club」を体現したミニアルバムといえる。

 

クレジット

Drums : Hideki Aoyama(#1 – #6)
Bass : Kazuya Takahashi(#1 – #6)
Electric Guitar : Shoji Narita(#1 – #6)/ Kenichi Okamoto(#1 – #6)/ Yohito Teraoka(#1 – #4)
Acoustic Guitar : Yohito Teraoka(#1, #2, #6)
Keyboards : Koyo Maeda(#1 – #6) / Kenta Yamamoto(#1 – #6)
Trumpet : Yusuke Nakano(#1, #2)/ Joe Motter(#5) / Hitomi Niida(#5)
Sax : Ryouchi Daigou(#1, #2)/ SHUNSEI(#5)
Trombone : Nobuhide Handa(#1, #2)/ Yoshio Suyama(#5)
Other Instruments : Yohito Teraoka(#1 – #6)/ Kenta Yamamoto(#1 – #4, #6)/ Devin Kinoshita(#3)
News Manuscript : Koyo Maeda(#3)
Effect Voice by VOICE BOX ,BOUYOMI(#3)

 

Rockon Social Club are

KENICHI OKAMOTO
KAZUYA TAKAHASHI
SHOJI NARITA
KOYO MAEDA
YOHITO TERAOKA
HIDEKI AOYAMA

And produced by YOHITO TERAOKA

Mixed by Yoshihide Mikami
Recorded by Yoshinori Nakayama (VICTOR STUDIO)
at CRY BABY STUDIO / VICTOR STUDIO / SOUNDCITY STUDIO / Rhythmedia STUDIO

Mastering by Mitsuyasu Abe (Sony Music Studios Tokyo)

A&R : Masashi Ochi
Artist Management : Namie Sato

Promotion Director : Yoshimasa Sekiya

Design : Ryoji Ohya (Z&Z)
Design Coordinator : Atsuki Yukawa (White Briefs)
Photo : Santin Aki

Executive Creative Producer : Hiroto Tanigawa

Special Thanks : KURE Engineering Ltd. / Bright Note Music Inc. / LIVE FORWARD

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