「Rolling Thunder Baby」(ローリング・サンダー・ベイビー)は、日本のロックバンド・Rockon Social Clubの楽曲。2023年3月17日にデジタルシングルとして各配信サイトでリリースされた。バンドの1stアルバム『1988』に収録されており、同作からの配信シングル第3弾となる。作詞・作曲・編曲はすべて寺岡呼人が手がけている。
制作背景
本楽曲は、Rockon Social Clubのプロデューサーである寺岡呼人と、メンバーの成田昭次とのセッションにより生まれた。制作の起点は「2小節程度のリフ」からであり、寺岡によれば「昔のMTVを参考にしながら、短いリフをいくつも制作した中から選ばれた」曲だという【TOKYO FM『KURE 5-56 Presents ROCKON TIMES』2023年5月6日放送より】。
レコーディングはアルバム『1988』の制作過程の中で急ピッチに進行し、1日で9曲分のボーカルと演奏が収録されたとされる。楽曲は、1980年代の王道ロックの要素を引き継ぎながら、現代的なアレンジと歌詞によって再構成された作品となっている。
収録曲
- Rolling Thunder Baby
作詞:寺岡呼人 作曲:寺岡呼人・成田昭次 編曲:寺岡呼人
「Rolling Thunder Baby」は、80年代的なハードロックやアメリカンロックの影響を色濃く感じさせるギターリフとシャウトが特徴で、エネルギッシュかつストレートなサウンドに仕上がっている。歌詞は、雷に打たれたような衝撃的な出会いと恋の熱情を、電気的なイメージで比喩的に描いており、バンドの持つ“昭和と令和を繋ぐ”感覚がよく表れている。
音楽的には、歌謡ロックの伝統を継承しつつ、バンドとしてのライブ映えする演出とリフの応酬によって、Rockon Social Clubのステージ・パフォーマンスと高い親和性を持つ楽曲とされる。
クレジット
※アルバム「1988」より抜粋
E Guitar: Shoji Narita, Kenichi Okamoto
Bass: Kazuya Takahashi
Keyboard: Koyo Maeda
Drums: Hideki Aoyama
Other Instruments: Yohito Teraoka