「Summer of Love」は、日本のロックバンド・Rockon Social Clubによる楽曲で、2024年7月17日にデジタルシングルとして先行配信された。9月6日発売のミニアルバム『SUMMER OF LOVE』に収録されており、アルバムの表題曲でもある。
80年代J-POPや洋楽ポップスの影響を色濃く受けたサウンドと、夏の恋を描いた爽快な歌詞が特徴。FMヨコハマの2024年9月度「プライムカッツ」に選出されたほか、8月7日付の有線ランキング1位を獲得するなど、配信シングルとして高い評価を得た。
収録曲
- Summer of Love
作詞・作曲・編曲:寺岡呼人
概要
「Summer of Love」は、2024年夏に開催された『KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Reloaded Tour 2024』を見据えて制作された楽曲であり、ライブでの観客の参加(手拍子)を前提とした構成になっている。
寺岡呼人によれば、タイトルは2023年のツアー中に「来年の夏に向けて夏の曲が欲しい」と思ったことをきっかけにメモされたもので、「60年代のヒッピー文化のキーワード」であると同時に、普遍的なラブソングとしての意味も持たせている。
制作段階では「サビで観客に手を叩かせたい」という明確なライブイメージが先行しており、その構想がそのまま楽曲の形へと結実した。
「Summer of Love」は、開放的なメロディラインと軽快なビートによって構成されるアップテンポのラブソング。〈このまま2人で/溺れてしまいたい/夏の魔法がとける前に〉というサビを中心に、夏の恋の高揚感と切なさを描く。演奏面では、バンドとしての演奏力とポップな側面が融合しており、Rockon Social Clubの“新しい表現”を象徴する楽曲となっている。
『Rockon Social Club Reloaded Tour 2024』では、日替わりセットの中でも頻繁に演奏されるキーナンバーとして定着。観客の手拍子を誘導する構成は、ライブにおける一体感の創出に貢献している。
映像
ミュージックビデオは2024年8月12日に公開され、メンバーの演奏シーンと共に、多様な“愛のかたち”を描いた映像構成となっている。ラストにはピアニストのPhilip Wooが特別出演しており、同年に開催された成田昭次ファンクラブイベント「CLUB55 WHITE PARTY」にも出演したことが話題となった。
また、7月27日にはツアー中のライブ映像およびオフショットを編集した「Reloaded Tour 2024 ver.」が公開されている。